食べ物の好みのほとんどは経験や学習によってきまってくる?
誰もが1つはあるであろう、食べ物の好き嫌い…
「好きな食べ物はなにですか?」と聞かれたら、おそらくちょっとワクワクしながら考えませんか?
「ステーキかな?唐揚げかな?それとも卵かけご飯も捨てがたい…」
などなど
逆に「嫌いな食べ物はなにですか?」と聞かれたら、嫌いな食べ物を口に入れた時の嫌なイメージを頭に思い浮かべながら考えませんか?
生まれつきの味覚に対する行動の中には、新しいものに対する恐怖心があります。
これは繰り返し確かめていくことで安全性を肌で感じ取っていきます。
また反射も生まれつきの行動です。
例えば、酸っぱいものを食べて怪訝な顔をしたり、甘いもので幸せな気分になったりなど…
これらは生まれもってもつ行動であることに対して、経験や学習で身につけていく味覚に対する行動があります。
新しいものに恐怖を感じていたけど、これは安全だと学習すると、躊躇なく食べることができるようになりす。これは安全学習の結果です。
とても美味しくて何度もおかわりしたものや、家族旅行で楽しく食べたご飯、自分で頑張って作ったものなど、楽しい場面で食べたものなどは好きなものやお気に入りの食べ物になります。
逆に、食べた後で吐いたりお腹が痛くなったり、体調が悪くなった場合や、食べたくないのに無理やり食べさせられた、味・匂い・食感などが受け付けないなどは嫌いになります。
私はいい年齢であるにも関わらず、生の玉ねぎだけはどうしても食べられません。
食べると吐き気に襲われます。
母に聞いた話、初めて生の玉ねぎを食べた時に、吐いたと言っていました。
それから今までずーっと生の玉ねぎをみるだけで嫌な気分になります。
でも、ある時肉じゃがの玉ねぎに挑戦したときに美味しい!と体験してからは、加熱した玉ねぎは好んで食べることができるようになりました。
なので、初めて食べるもの特に慎重に試すべきだと思います。
食べ物の好みは学習と経験で決まってくるので、お子さんの好き嫌いを無くして、食べることを好きになってもらうためにも、たくさん学習と経験をさせてあげてほしいなと思います。