野菜を食べやすくしてみる
苦手な野菜も少しずつ食べ慣れることで、徐々に食べられるようになってきます。
野菜の中には子どもが受け入れやすいもの、受け入れにくく食べたがらないものとがあります。
というのも、食べたがらないものは子どもが好きになれない、つまり美味しいと思えない風味や食感を持っているからなんです。
苦味のあるピーマンや、種のところが苦いナス、青臭いような味のアスパラガスやサヤインゲン、香りの強いセロリなどなど…
大人なら美味しいと思う味が、子どもには受け入れられないのです。
この差はなぜ発生するのかというと、これはやはり経験の差と考えるのがわかりやすいかなと思います。
苦味は生まれながらにして、自分にとって害があるものと認識しているので、苦味のあるピーマンを最初に食べた時から美味しいと感じることは難しいみたいです。
繰り返し食べてその味を何度も経験するうちに、美味しいと感じるようになってきます。
美味しいと感じるまでには、個人差がとても大きいようで、それが子どもの頃にわかる子もいれば、大人になってやっとわかる子もいます。
中には私のように生の玉ねぎは未だに受け入れられない人もいます。ヒトそれぞれです。
子どもが食べにくいと言われてる野菜は、野菜そのものの味をやわらげてあげて、食べやすくなるような調理の工夫が必要です。
また、何度も料理に使っていくことで、その味を経験する機会を多くします。
そして大事なのが、お子さんがほんの少しでも食べたら、うんと褒めてあげましょう。
お子さんが苦手なのに頑張って食べたら褒めることを繰り返していくうちに、その野菜のイメージがよくなって、好きな味になってきます。
次回は苦手な味をやわらげる調理方法をお伝えします。